ヴィンテージデニムの世界でもLevisと同様に圧倒的な人気を誇る Lee。
今回は、数年前に僕が原宿BerBerJin(ベルベルジン)で購入した、70年代製と思われる極上のStorm Rider(ストームライダー) 101LJ について紹介します。
デニムの表情、ブランケットライナー、コーデュロイ襟のヤレ感。
どれを取っても、まさに「完成形」と呼べる一着です。
本記事では、
- Storm Rider がどんなジャケットか
- 年代の見分け方
- 僕の個体(BerBerJin購入)の特徴
- サイズ感・着こなしのコツ
- 価値や相場
ここまでをまとめました。
Lee “Storm Rider”とは?

Storm Rider は Lee 101J をベースに、コーデュロイ襟とブランケットライナーを備えた冬仕様のデニムジャケット。
最大の魅力は、
- 防寒性の高さ
- 色落ちの美しさ
- アメカジの象徴的デザイン
この三つ。
アメリカンワーカー、ロデオライダー達が愛したアイテムで、ヴィンテージ市場でも人気が爆発しています。
BerBerJinで購入した一着

数年前、原宿の BerBerJin で購入した Storm Rider。
まず言いたいのが、
BerBerJinは本当に最高のヴィンテージショップだということ。


色落ち、サイズ、コンディションの3拍子が揃っている個体が多く、状態基準も厳しいので信頼して買える。
僕の買ったものも例外ではなく、ディテールは完全に「黄金期の Storm Rider」。
年代判別|1970年代

① Storm Rider タグ(白タグ+赤ロゴ)
STORM RIDER の文字が赤の筆記体
- 白タグ
- “UNION MADE IN U.S.A.” 表記
- カウボーイの線画がシャープ
② ブランケットライナーのカラー

ネイビー × イエローラインのこの配色は
1960年代後半〜70年代初期に見られる代表的パターン。
50年代はもっと粗く、80sは逆に色の入り方が違うらしい。
③ デニムの経年変化

- 縦落ちが鋭く、青さが残る
- 袖のハチノスも自然で美しい
- 当時特有の綿糸+ポリ混の縫製感
まさに「60s〜70sの王道」
Storm Rider の魅力
色落ちがとにかく美しい
ブランケット付き特有の色落ちの美しさ。
Levi’s とはまた違った縦落ち感。
これは現行では中々出せない。
ブランケットの暖かさ
デニムジャケット最大の弱点「冬に弱い」を完全に解消。
アメカジの象徴的デザイン
コーデュロイ襟 × デニム × ブランケット。
この3つの組み合わせが最高にカッコいい。
今後さらに値上がりする可能性大
最近は Storm Rider の良い個体が本当に少ない。
3万前後で買えるのは、今だけでしょう。
コーディネート|やはり王道アメカジが最強
Storm Rider の魅力を最大限に引き出すなら
① コンバース(黒 or 白)
アメカジ定番。
Leeのデニムとの相性が抜群。
② ビンテージTシャツ
- Harley
- Champion
- 映画・バンドT
- スウェットでも良し
「アメリカ映画からそのまま出てきた人」みたいな雰囲気が作れる。
冬も古着の霜降りグレーのパーカーをIN。
サイズ感|着丈短め&身幅広めのLeeシルエット
101LJは Levi’s の Gジャンと比べて、 着丈短め、身幅広め、肩が落ちやすい。
アメカジらしいパワフルなシルエットです。
ヴィンテージ好きなら、このシルエットは刺さります。
価値と相場|今は本当に狙い目
2025年現在の相場
- 状態良い個体:25,000〜45,000円
- 色落ち極上:50,000円超え
- 60年代タグ:+α
3万後半〜4万台の価値は余裕であるレベル。
一生モノのアウターとして着れると思う

このStorm Rider は、間違いなく 当たりの個体だと思ってます。
- 70sの雰囲気
- 色落ちが最高
- ブランケットの柄もカッコいい
- シルエットも美しい
これぞ ヴィンテージLeeの魅力が詰まった名品だと思う。
一生着たいと思う1着です。

