ヴィンテージデニムの中でも割と低価格で買えるLevi’s(リーバイス)501 66前期。
特に色落ちやダメージ•リペアがある個体は、安く手に入ったりします。
僕はヴィンテージデニムを選ぶ時、状態が良い物より、ダメージがあったり、リペアされているデニムが好きです。
“一点モノ”の芸術品とも言える存在だと思うから。
というより、古汚い格好が好きだし、価格帯も抑えられるという理由もあります。
ということで、Levi’s 501 66前期でカート・コバーンやリバーフェニックス風のグランジスタイルを意識した夏のコーディネートをご紹介します。
Levi’s 501 66前期|この個体の魅力とは?

経年変化による絶妙な色落ち
この個体の最大の魅力は、インディゴブルーが薄く抜けた夏らしいフェード感。
自然なヒゲやアタリが入り、まさに「履き込まれたリアルな表情」を持つ一本です。
リペア跡が生む“グランジの美学”

前面・背面ともにダメージ&リペアが多数あり、補修されたパッチや飛び出した糸までもがデザインの一部。
これはもう、「壊れた美しさ」=グランジの象徴とも言える魅力。
カート・コバーンが愛用していたクラッシュデニムを彷彿とさせる、リアルな破れと補修の跡がたまりません。
66前期ならではのディテール

- バックポケットのシングルステッチ
- バックポケット隠しリベットなし
- トップボタンの裏側に数字(例:6、8、16など)

66前期ではトップボタン裏にこの6、8、16など刻印があり、紙パッチとセットで製造年の判断が可能。

隠しリベットは1966年に廃止され、以降バータックに変更されたことから、このディテールは「66モデル」の証拠です。
コーディネート

- アウター:m65フィッシュテール(ヴィンテージ)
- トップス:古着のNIRVANA Tシャツ(ブート品)
- ボトムス:Levis66前期
- 靴:Redwingエンジニア
写真は秋冬スタイルですが、
本当は夏に穿きたい1本。軽やかで涼しげな生地感。
特に、このような色落ちした個体は生地が軽く、夏に最適。
素足にサンダルでラフに合わせるだけで、こなれ感のあるコーディネートもできます。
コーディネート提案|グランジ×ヴィンテージMIXスタイル

90年代の脱力系グランジスタイルを現代に再現と
映画『スタンド・バイ・ミー』のリバーフェニックスの時のような、ノスタルジックで少年らしさのあるコーデ。
鮮やかに色落ちしたデニムは冬も穿けますが、やはり夏に白Tシャツにコンバースのスタイルが最強ですよね。
グランジ好きアメカジ好きな方におすすめしたい一本です。
色落ち×リペア=唯一無二の一本

Levi’s 501 66モデルはリーバイスの最終ヴィンテージとも言われ、XXやBigEに比べると値段が圧倒的に安いです。
ただ、66モデルでもデッドストックや状態の良い物であれば何十万円と高額ですが、僕が購入したようなダメージやリペアがある状態の悪い物であれば3万円台くらいから買える印象ですかね。(今は)
ただ、もう製造されない当時物なので状態悪くても今後は、どんどん値段は上がって行くであろうと思われます。
まぁ、66モデルであれヴィンテージデニムは本当に希少になってきますね。