目が合った瞬間「これは買うしかない」
ふらっと立ち寄った鎌倉の古着屋「Butter Vintage KAMAKURA」。
鎌倉の隠れ古着屋。ひときわ異彩を放っていたのがこのTシャツ。
Boris Karloff in FRANKENSTEINと書かれたプリントの圧。
即、手に取って、そのままレジへ。
完全なる一目惚れ。
映画×切手×モンスター?奇跡の融合プリント

このTシャツ、ただのモンスターTではない。
プリントの構成はなんとアメリカの32セント切手をモチーフにしていて、そこに描かれているのは1931年公開の映画『フランケンシュタイン』で怪物を演じた名優ボリス・カーロフ(Boris Karloff)。
アメリカのクラシックホラーのアイコンを切手風デザインで落とし込むセンス。
「ホラー × アート × ポップ」という、個人的にたまらない組み合わせ。
文字のフォントも最高で、“FRANKENSTEIN”のグリーンが白Tにめちゃくちゃ映える。
タグ・年代・ディテール:1997年の貴重な一枚

- ブランド:CLASSIC MONSTERS STAMPS
- 製造:1997年
- 表記:TM & ©1997 USPS / Universal City Studios, Inc.
- 生産国:MADE IN USA
- 素材:100% COTTON

90年代後半、アメリカ郵政公社(USPS)が実際に発行していたClassic Movie Monstersの記念切手シリーズのライセンス商品。
その中でも、Frankenstein(フランケンシュタイン)は圧倒的人気キャラ。
このタグのTシャツは数が少なく、しかもUSA製・コピーライト入り・ボディの状態も良好という3拍子揃ったレアピース。
ヴィンテージ価値と市場感
現在、海外の古着マーケットでも$80〜$150あたりで出品されていることが多く、
国内のヴィンテージ屋では1万円前後が相場。
特に「Boris Karloff × Frankenstein × USPS」デザインの3要素が揃ったものは数が限られていて、今後さらに価値が上がる可能性大。
夏に着たいフランケンコーデ提案

このTシャツ、主張強めに見えて実は超万能アイテム。
白ボディだから何でも合う。
けど、せっかくならこだわりのスタイルでいきたい。
- トップス:このTシャツをメインに1枚でドン!
- ボトムス:ヴィンテージのリーバイス501(色落ちがっつり)
- 足元:コンバース or サンダル
- 小物:サングラス、キャップorクロシェハット
一枚で語れるTシャツ、これがヴィンテージの醍醐味

このTシャツは、着てても語れるし、脱いでも飾れる。
映画の歴史、郵便切手の文化、ホラーアイコンの存在感。
すべてが1枚に凝縮されたアートピース。
鎌倉の「Butter Vintage」で出会ったこの一着。
まさに運命の出会い。これぞヴィンテージの面白さ。
目当てなんてなくても、古着屋にフラっと入る理由

古着の楽しさって、別に何か欲しいものがあるわけじゃなくても、
ふらっと古着屋に入ってみる。そこに尽きると思う。
なんとなく立ち寄ったお店で、
思ってもみなかった服と出会ってしまうあの感覚。
予定外の買い物なのに、なぜかその一着にはずっと愛着が湧いてしまう。
「これ探してたわけじゃないんだけど…運命的に出会っちゃった」ってやつ。
現行の洋服には無い、偶然の出会いや一点モノのワクワク。
誰かが昔着ていた服が、時を超えて自分の元に来るっていうのもロマンあるし、
何より、着るたびに“ストーリー”を感じられるのが古着の魅力。
だからこそ、やめられない。
フラっと入って、宝探しみたいなあの感覚。
あれを一度知ってしまったら、もう戻れない。
鎌倉の古着屋「Butter Vintage KAMAKURA」の魅力
観光地・鎌倉という街歩きスポットにあって、
駅から少し歩いたらふっと現れる、ちょっと秘密基地みたいなお店。
この店の魅力って、まずセレクトのセンスが抜群。
ガチのヴィンテージから、ちょっと遊びの効いたアイテムまで揃ってて、
しかも変なクセがないのに、個性はしっかりある。
「うわぁ、欲しい」って服がたくさんにある。
陳列もギュウギュウに詰め込みすぎてなくて、
ゆっくり一枚一枚見れるから、古着との出会いに集中できる空間になってる。
スタッフさんも話しやすくて、服のこと詳しいのに押し売りしてこない。
むしろ、「楽しんでってくださいね〜」って感じで、空気感がすごく心地いい。
僕自身、この店で思いがけず出会ったTシャツを即買いしたんだけど、
その後も「あの時行って良かった」って何度も思い返すくらい、最高の買い物だった。
Butter Vintage KAMAKURAは、偶然の出会いを楽しむための場所だと思う。
古着の魅力を再確認したい方は、ぜひ一度足を運んでみて。