「古着は誰が着たかわからないから抵抗がある」
「おしゃれでかわいい古着なら全然OK」
この2つの意見、どちらもよくわかります。
実際、子供に古着を着せるかどうかは、最終的には親の価値観次第です。
古着に抵抗がある理由

わりと、古着嫌いで古着に抵抗がある方は、
- 誰が着ていたかわからない
- 衛生面が心配
- 風水や霊的な事が心配
確かに、誰が着ていたかわからない、大人のヴィンテージのように年代物の服を子供に着せるのはちょっと…というのも理解できます。
衛星面は、洗濯などクリーニングで対処可能です。
古着は風水的に運気が悪くなるとか、人の想いが強いから気が持っていかれるなど言う人いますが、科学的根拠は一切ありません。
僕の古着好きな友人や僕が好きな古着好きの有名人やアーティストが古着を着ているから不幸になったなんて話を一度も聞いたことはないですね。
そこに、大人も子供も関係ないと思っています。
古着を着せるメリット
一方で、子供用の古着にはこんな魅力もあります。
- 他の子とかぶらない
- 現行品にはないデザイン
- レア物なら子供服でも価値が上がる
「ヴィンテージのキッズ服」は、作られた時代ならではのかわいさや雰囲気があり、コレクションとして持っておく価値もあります。
そして、大人と同じように誰とも被らないコーディネートスタイルができるのが魅力的です。
古着を着せるデメリットはある?
もちろんあります。
僕が考える主なデメリットはこんな感じ。
- 祖父母(ジジ・ババ)や周囲の理解が得られない可能性
- サイズ感が合わない場合がある
- 現行品に比べてケアが必要
- 新品の服より高い場合がある
まず、ジジ・ババに「そんな古い服着せなくても…」と否定されることも。
海外の古着は特にサイズ表記が曖昧なことが多いし、縮んでいる事もあります。
生地がデリケートで洗濯方法に気を遣う場合もある。
逆に価値が高い古着もある
古着というと「安い」というイメージがありますが、実は逆で、新品よりもはるかに高い値段がつく子供服も存在します。
- 廃盤になったブランドのキッズ服
- デザインや素材が今では再現できない
- 状態が極めて良いヴィンテージ品
- 有名ブランドのアーカイブコレクション
たとえば、60年代や70年代のデッドストック(未使用品)のキッズ服なんて、大人服並みかそれ以上の値段になることもあります。
これは「古いから価値がない」のではなく、「もう手に入らないから価値がある」世界です。
親のエゴで着せる?それとも子供の意思を尊重する?

僕自身は、子供が嫌がるなら無理やり着せない派です。
服は親の趣味だけで決めるものではなく、着る本人が心地よいと感じるかどうかも大事。
逆に、「これ着たい!」と言われたら喜んで着せます。
もちろん、買った古着はきちんと洗濯・メンテナンスしてから着せるので衛生面は問題なし。
- 状態の悪いものは選ばない
- 洗濯やクリーニングは必ず行う
- 子供の意思を尊重する
- 着ない場合はコレクションとして保管する
- コレクションできるクオリティの物を買う
親の勝手な願望
正直、僕にもあります。
「子供が将来、服好き・古着好きになってくれたら嬉しい」という気持ち。
そのために小さい頃から可愛いヴィンテージを着せて、服を楽しむ感覚を知ってほしい。
もちろん押し付けはしませんが、好きになるきっかけを与えるのは親の役割のひとつだと思っています。
ファッションて楽しいんだよって。
まとめ
子供に古着を着せるかどうかは、「親の価値観」と「子供の気持ち」のバランスで決めればいい。
無理やりでも、完全に否定でもなく、楽しめる範囲で取り入れるのがベストです。
僕はこれからも「これは!」と思ったものは迷わず買って、子供が着たくなった時にすぐ渡せるようにしておきたいですね。
ジジ・ババや周りの目が気になるなら、まずは理解を得られる範囲で取り入れる。
かわいいヴィンテージのキッズ服は、着ても飾っても価値がありますから。