ホアキン・フェニックスのファッション。彼の服装から学ぶ大人の古着コーデ

映画の中では鬼気迫る役を演じながら、私生活では驚くほど肩の力が抜けた服装をしているホアキン・フェニックス。

彼のスタイルは、流行やブランド名に縛られない、ただ自分が着たい服を着るというシンプルな姿勢を感じます。

でもそのラフさが、古着好きの僕から見ると、たまらない魅力を放っている。

オシャレしてないのに、オシャレに見える。そんなスタイルがカッコいい。

ホアキン・フェニックスとは?

ホアキン・フェニックスは、アメリカ・プエルトリコ出身の俳優。

映画『ジョーカー』でアカデミー主演男優賞を受賞し、その狂気と繊細さを兼ね備えた演技は世界中を震わせました。

しかし彼の人生を語る上で欠かせないのが、伝説の俳優リバー・フェニックスの弟であるという事実です。

兄リバーは80〜90年代初頭にかけて、ハリウッドでカリスマ的存在として愛された俳優。

『スタンド・バイ・ミー』などの名作で知られますが、1993年、23歳という若さで急逝しました。

兄を失った悲しみと向き合いながらも、ホアキンは俳優としての道を着実に歩み、今では兄とは違う形でハリウッドに名を刻む存在となりました。

兄に負けない、世界的素晴らしい俳優です。

僕は、好きな俳優は?と聞かれると、必ず最初にホアキンフェニックスと答えます。

もちろん兄のリバーフェニックスも大好きです。

ホアキンは使い込まれた服が似合う

ホアキンの私服は、まるで長年付き合ったような服ばかり。

黒のスウェットは色が少し褪せ、白のワイドパンツは裾にくたびれ感がある。

足元は新品のピカピカとは無縁の、履き込まれたコンバース。

これって古着屋で見つけた掘り出し物を、そのまま自分の生活に溶け込ませたような雰囲気なんですよね。

ホアキン・フェニックスが服を長く愛用する理由

ホアキン・フェニックスの服装は、生き方そのものがにじみ出たスタイルだと感じます。

彼はアワードシーズン中でも、毎回違うタキシードを用意するのではなく、同じ一着を何度も着回しました。

派手なファッションで目立つことよりも、服を長く着ることの価値を選んだのです。

さらに彼は3歳からヴィーガンを貫き、衣類でも動物由来の素材を避けています。

撮影現場でも、革製品を使う衣装は合成素材に変えてもらうほど徹底している。

これは、単なるオシャレな俳優という枠を超えて、服の選び方にも信念がある人だと証明しています。

この考え方は学びになります。

新品を次々買い足すのではなく、ひとつの服と長く付き合い、味を育てる。

ホアキンは、まさにその哲学を地で行く人。

彼の服装から学べることは、シルエットや色合わせだけじゃなく、服と向き合う姿勢だと感じます。

彼のコーデを古着目線で読み解く

黒スウェット × 白ワイドパンツ × コンバース。

色数はモノトーンに絞りながらも、ワイドシルエットでゆるさを演出。

90年代のスケーターやミュージシャンのオフショットみたいな空気感。

ネイビーのロンT × ペインターパンツ

この写真では、見えませんが靴は履き込まれたワークブーツを履いてます。

キャップを深くかぶり、無造作な髭で仕上げる。

僕が真似したいリアルなワークスタイルやスケーター、グランジスタイルっぽいラフ感をナチュラに仕上げています。

これが、きっと何も考えていない彼の日常の当たり前コーデ。

真似するなら、やっぱり僕は古着。そして服を愛す

ホアキンの魅力は、服の値段やブランドではなく“着込んだ年数”にあると思います。

新品の服も、何年も着て、何度も洗って、ちょっと色褪せてきた頃にようやく自分と馴染む。

彼は、その過程を楽しんでいるように見えるし、それこそが古着好きが求める「服との時間の積み重ね」だと思ってます。

彼そこナチュラルなオシャレ。それこそがカッコいい服の着方だなぁと。

そして、彼のスタイルは単なる憧れではなく、日々の服選びや古着との付き合い方のヒントになってます。

服との時間をどう楽しむか、長く大切に着る教科書のような存在かもしれない。

ルーニー・マーラもまた、“引き算”のオシャレ

ホアキンの隣を歩く奥さんのルーニー・マーラも、負けないくらい独自のスタイルを持っていて本当オシャレ。

ルーニーのファッションは、シンプルなのに強い。

彼女自身の雰囲気と服がマッチしてます。

無駄な装飾や派手な色をほとんど使わず、黒・白・ネイビーなどのベーシックカラーで全身をまとめることが多いのですが、その中に漂う空気感は圧倒的です。

彼女が着ると、ただの無地のカットソーがモード感と品のあるカジュアルが共存する一着に見えてしまう。

夫婦で通じる空気のまとい方

面白いのは、ホアキンとルーニーが並んで歩くと、二人ともシンプルなのに存在感が半端ないこと。

ブランドロゴも、大きなアクセサリーもないのに、オーラと雰囲気で魅せてしまう。

これがまさに、引き算の美学か。

古着好きやミニマルファッション好きに通じる感覚です。

ホアキンが履き込んだコンバースや色褪せたスウェットで味を出すように、ルーニーは質感やシルエットで存在感を作る。

二人のスタイルに共通している事、上手く言えてるか分からないけど、「服に着られるのではなく、自分が服を着ている」感覚。

古着好きから見て学べること

ホアキンとルーニーの服は古着ではない場合も多いですが、2人のスタイリングには古着コーデに応用できるポイントがたくさんあります。

  • 色数を絞ることで雰囲気を作る
  • デザインよりもシルエットや素材感で勝負する
  • 余白を残したコーデで引き立てる
  • 新品と古着のMIX

ホアキンのヴィンテージ感と、ルーニーのモードな引き算コーデ。

僕は、この夫婦の服装からファッションのヒントをもらえるはずです。多分。w

まとめ

ホアキン・フェニックスの服装は、作り込んだファッションではなく、日常生活の延長にあるリアルクローズ。

だからこそ、古着屋でたまたま出会った一枚を、そのまま自分らしく着続けるスタイルと重なるんです。

派手さがないから自然体でカッコいい。

長く着た服だけが持つ空気感。

それを堂々と纏えるのは、ホアキンの生き方そのものなのかもしれません。

兄の分も、ずっと活躍し続けて欲しい大好きな俳優です。

ちなみに、彼はジョーカーイメージが強いですが、他にも沢山の名作映画が存在します。

最近では、カモンカモンとドント・ウォーリーという作品が良かったです。

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