鎌倉古着屋「CIRCUS VINTAGE」で見つけたNFL×SNOOPYのヴィンテージTシャツ

鎌倉の古着屋「CIRCUS VINTAGE」で一目惚れして購入した、NFLシカゴ・ベアーズとスヌーピーのコラボTシャツ。

スヌーピー好きな僕は、見た瞬間に「これは逃したら後悔するやつだ」と確信しました。

スヌーピーのプリントの魅力

フロントいっぱいにプリントされたスヌーピーが、シカゴ・ベアーズのユニフォームを着てこちらを見つめるデザイン。

1960〜70年代のピーナッツコミックに見られる丸みのある線と、NFLロゴの無骨な雰囲気が絶妙にマッチしています。

ラバープリント特有の経年ひび割れは、着込まれた歴史を物語るヴィンテージの証。

新品では絶対に出せないこの質感がたまりません。

年代推定

プリント下部には「©1958, 1971 United Feature Syndicate, Inc.」の表記。

これはスヌーピーの著作権表記で、実際のTシャツ製造年はそれ以降。

タグやボディの縫製仕様(袖・裾ともにシングルステッチ、50%コットン / 50%ポリエステル素材、MADE IN USA表記)から判断すると、1970年代後半〜1980年代前半のアメリカ製ボディと推測されます。

タグについて

タグは経年劣化でインクがほとんど消えており、ブランド名の特定は困難。

しかし形状や素材表記の配置から、当時NFLやキャラクターTでよく使われたSportswear、Artexなどの可能性が高いです。

この「薄れて読めないタグ」自体も、長い年月を経たヴィンテージらしい魅力のひとつと言えるでしょう。

希少性と市場価値

スヌーピーTシャツは国内外で人気がありますが、その中でもNFLチームとのコラボは極めて球数が少なく、市場でも高騰傾向。

特にChicago Bearsとの組み合わせは珍しく、状態やサイズによっては2万〜ほどで取引されることもあります。

経年の味わいが出つつもプリントがしっかり残っている個体は、コレクターズアイテムとしても価値大。

鎌倉古着「CIRCUS VINTAGE」の魅力

「CIRCUS VINTAGE」は、江ノ電・極楽寺駅から徒歩数分の静かな路地にひっそりと佇む小さな古着屋。

観光エリアの喧騒から少し離れた落ち着いた立地で、店内には店主がアメリカ各地で直接買い付けた一点物が並びます。

Tシャツだけでなくスウェットやワークジャケット、ミリタリー物まで幅広く揃い、古着屋特有の“探す楽しみ”と“出会いのワクワク感”を同時に味わえる場所です。

江ノ電・極楽寺駅から歩いて数分。

静かな住宅街の一角に、昔ながらの木製看板が残る小さな建物があります。

かつてこの場所は「八百文商店」という地元の八百屋でした。今も外観にはその看板が掲げられ、時が止まったような懐かしい雰囲気を漂わせています。

現在ここで暖簾を掲げているのは「CIRCUS VINTAGE」オーナーの細谷睦さんが営むこの店は、もともとビーチサンダルブランド「B-San(ビーサン)」の販売拠点として始まりました。

そこに古着の販売を加え、5年ほど前から「B-San & CIRCUS VINTAGE」としてスタート。

今では国内外から集めたストーリーのあるヴィンテージウェアが所狭しと並んでいます。

店内は決して広くないものの、天井まで商品が積み上げられ、まるで小さな宝箱を覗き込むような高揚感。

ビーチサンダルの鮮やかな色合いと、古着の経年美が絶妙に混ざり合い、唯一無二の空間を作り出しています。

このお店の魅力は、服そのものだけではありません。

細谷さんが一着ごとに教えてくれる、生地の風合いや縫製の背景、そしてそれがどんな時代を生きてきたのか──そうした“物語”を聞きながら服を選べるのも、この店ならではの体験です。

観光地の喧騒から少し離れた極楽寺で、時間を忘れて古着と向き合える場所。

CIRCUS VINTAGEは、単に服を売るだけではなく、その服が歩んできた歴史ごと手渡してくれる、そんな特別な古着屋です。

〒248-0023 神奈川県鎌倉市極楽寺3丁目6−13

水曜:定休日。営業時間:11時00分~18時00分

まとめ

  • 年代:1978〜1983年頃
  • 特徴:NFL × SNOOPYコラボ、Chicago Bearsデザイン、ラバープリント
  • タグ:インク消え、ブランド特定不可(当時のUSA製ボディ)
  • 希少性:非常に高い、コレクター需要大

ヴィンテージTは、ただ服を着るだけでなく、背景にあるストーリーや歴史ごと纏えるのが魅力。

この一枚も、鎌倉の路地裏から、また新しい物語を刻んでいくことでしょう。

コーディネート提案

王道アメカジスタイル
  • ボトムス:色落ちしたLevi’s 501
  • シューズ:CONVERSE
  • 小物:キャップ

Tシャツのブルーとデニムのインディゴを合わせ、ラバープリントのひび割れと色落ちの風合いをリンクさせる。

都会的ヴィンテージミックス
  • ボトムス:グレーのワイドスラックス
  • シューズ:黒レザーのローファー
  • アウター:夏はなし、秋口ならレザージャケット

ヴィンテージTをきれいめアイテムに合わせて都会的に。プリントTが主役なので他は無地でまとめる。

スポーツミックス
  • ボトムス:Championのリバースウィーブショーツ
  • シューズ:New Balance 990
  • キャップ:スポーツチームロゴ入り

NFLモチーフを活かして全体をスポーツテイストに。夏フェスや休日のお出かけ向け。

レディースカジュアル
  • ボトムス:ハイウエストのライトブルーデニム
  • シューズ:白スニーカー
  • バッグ:キャンバストート

Tシャツを少しタックインしてシルエットを整え、全体を軽やかに見せる。

最後に、いつか子供にも来てもらえたら

いつかこのTシャツが今と変わらず良い状態で残っていたら、子供に着てもらえたら幸せだ。

ただ服を着せるだけじゃなく、この一枚に込められた思い出や、古着ならではの温もり、そして自分が大切にしてきた時間ごと受け継いでもらいたいと思う。


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