男は黙ってローテクスニーカー。ハイテク全盛の時代にあえて選ぶ理由

スニーカーの世界には「ローテク」と「ハイテク」という2つの大きな流れがあります。

ここ数年はHOKAやSALOMONといったアウトドア発のブランド、さらにNIKEやNew Balanceもハイテク系の新作を続々と出し、sacaiやバレンシアガなどの海外ハイブランドまでがハイテクスニーカーをリリースして流行をけん引しています。

街を歩けばボリュームのある厚底や未来的なデザインの靴を履いている人をよく見かけるはずです。

そんな中でも、僕はやっぱりローテク派。

年齢を重ねるほどに「シンプルで定番」が落ち着くようになりました。

パンツはディッキーズやレッドキャップ、トップスは無地Tシャツにネルシャツ、アウターはGジャンやミリタリージャケット。

こういうアメリカンな定番スタイルに似合うのは、どう考えてもローテクスニーカーなんです。

ローテクスニーカーとは?

ローテクスニーカーは、その名の通り「ローテクノロジー=低機能」なシンプル構造のスニーカー。

  • キャンバスやレザーのアッパー
  • フラットで薄めのソール
  • クッション性より素朴さや軽さ重視

代表的なものは コンバース オールスター、VANS オーセンティックやエラ、adidas samba。

数十年ほとんど形を変えず、今なお履き続けられている永遠の定番です。

ハイテクスニーカーとは?

一方のハイテクスニーカーは、90年代のエアマックスブーム以降さらに進化し、今やファッションシーンの中心になりつつあります。

  • エアやジェル、フォーム素材を使った厚底のソール
  • ニットやメッシュ素材で足にフィットするアッパー
  • ランニング・トレイル・アウトドアなどから発展した機能性

ここ数年は、HOKAのボリュームソール、SALOMONのトレイル仕様のデザインがストリートにまで広がり、ファッションアイテムとして大人気。

さらにNIKEやNew Balanceも「ランニングシューズの最新技術」を街履きに落とし込み、sacai、Balenciaga、Diorといったハイブランドまでが独自のハイテクスニーカーを展開しています。

個人的な意見ですが、こうしたハイテク系をオシャレに履きこなしているのは、大抵女性の方が多いし、女性の方のほうが似合うと思ってます。

30歳を超える男は、少し落ち着いたローテクの方がしっくりくる気がします。

ローテクスニーカーのメリット

1. 手頃な価格

ローテクは1万円前後で買えるものが多い。気軽に買い足せてガシガシ履ける。

2. コーディネートしやすい

ディッキーズやレッドキャップのワークパンツ、501のデニム、軍パンやチノパン。

トップスは無地T、ネルシャツ、Gジャン、M-65など。

どれとも相性が抜群で、アメカジスタイルを完成させてくれる。

3. 経年変化がかっこいい

キャンバスが黄ばんでも、ソールが削れても、それが「味」になる。

むしろ履き込むほどカッコよくなるのはローテクならでは。

ローテクスニーカーのデメリット

• 真冬は寒い

キャンバス地は保温性ゼロ。靴下でカバーするしかない。

• 雨や雪に弱い

防水性が低く、ソールも滑りやすい。天気によっては不便。

雨の日は、びしょ濡れです。

• クッション性が乏しい

長時間歩くと足が疲れやすい。年齢を重ねると体に響く場合も。

それでも、この“弱点”を含めて愛せるのがローテクスニーカーなんです。

やっぱりローテクスニーカーが好き

ハイテク全盛の時代だからこそ、あえてローテクを選ぶ。

30歳を過ぎてからは「シンプルに戻る」感覚が強くなり、気がつけば足元はいつもコンバースかVANS。

新品のピカピカよりも、履き込んだローテクの方が自分らしく見える。

もちろん、ハイテクの存在感や未来的なデザインはすごくオシャレ。

でもそれは若い世代に似合うスタイルだと思う。

僕にとってはローテクがライフスタイルを映し出す一番の一足。

まとめ

  • ローテク=時代を超えて愛される定番スニーカー
  • ハイテク=HOKA、SALOMON、NIKE、New Balance、sacaiなどがけん引する最新トレンド
  • ローテクのメリットは安い・合わせやすい・履き込むほどカッコいい
  • デメリットは寒さ・雨・クッション性の弱さ

それでも僕はこう言いたい。

「男は黙ってローテクスニーカー」

トレンドが移り変わっても、結局最後に残るのはシンプルで普遍的なもの。

ローテクはその象徴です。

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