軍物のモッズパーカーと言えばアメリカ軍のm51やm65を思い浮かべる人が多いと思います。

確か自分も誰かに軍物のモッズコートと言えば?と聞かれたら、まずUSARMYのm51と65と答えます。
ちなみに上の写真はアメリカ軍m65です。m65はm51の後継型。
実際にモッズコートと言われていたのはm51になります。
1960年代イギリスの若者達に(モッズ)愛用されていました。
スーツの上にm51を羽織りベスパやランブレッタというスクーターを乗り回す集団がモッズです。
映画「さらば青春の光」を観て頂くとモッズの知識が深まると思います。
現在この2つのモデルは非常に価格が高騰しており手軽に手が出せる値段では無くなってきているのが現状です。
デッドストックや状態が良い物だと10万円を超えてきます。
しかし今回は、名作ですが未だにあまり値段が上がっていないフランス版のモッズコートm64パーカーを紹介したいんです。
フランス軍M64パーカーとは

フランス軍 M64 パーカーは、1964年にフランス軍で採用されたミリタリーコートのことです。M47パーカーの後継モデルとして開発され、主に寒冷地での防寒用として使用されました。
特徴
• デザイン: モッズコート(フィッシュテールパーカー)に似たシルエット
• 素材: コットン×ポリエステルの混紡(耐久性・防寒性あり)
• カラー: オリーブグリーン(軍用色)
• ライナー: 取り外し可能なウールまたはアクリル製ライナー付き
• フード: 大きめのフード(リアルファー付きのモデルもあり)
• 前面: ジッパー+ボタンの二重構造で防風性が高い
引用元:ChatGPT
本当に素晴らしい1着で、これがまだデッドストックでも2万円台、もしかしたらそれ以下の値段で買えるのが信じられない。

因みに、このコートはジャケットバージョンも存在するので、次回紹介します。

ちなみに自分が購入した物は1984年代の物。高円寺のミリタリアでデッドストックに近いミントコンディションで購入しました。

しかもサイズが86cとレアサイズです。このサイズは探そうと思っても中々出てこないんだそう。

ディテールは至ってシンプル。着用するとストンと下に落ちてくれます。
生地は肉厚で柔らかなコットンサテン。モールスキンのような極上生地。

肩はラグランスリーブになっていてリラックス感のあるシルエット。肩幅を強調せずナチュラルに着用できます。

フードも大きく、バイク乗りの人にはヘルメットの上からもかぶれて便利。
雨の日にも傘がなくても雨避けにもなります。

ポケットも大きくipadが入ります。ちょっとした荷物なら持ち歩き可能なので手ぶら移動できます。

ウエストと裾はドローコードでシルエット調整可能なので男性だけでなく女性が着てもカワイイ仕様になっています。

そして、本当に嬉しいのが超暖かライナーが付いている事です。
真冬は防寒アウターにもなるんです。アメリカ軍のm51と65より、かなり暖かいライナー付きです。
冬の時期に北海道と韓国へこれ着て行きましたが、へっちゃらでした。
しかも取り外し可能なので、春と秋にはライトコートとして着用可能。
夏以外の3シーズ着れるから本当便利な1着ですよね。
フランス軍M64パーカーコーディネート

- カットソー:NIRVANA
- パンツ:UNIQLO
- 靴:REDWING
170cm55kg体型で86cを着用するとこんな感じのサイズ感になります。
小さすぎず、大きすぎないベストサイズと言ったとこでしょうか。
もう1サイズ大きめなら96cがオススメかと。

ちなみに、超オーバーサイズ120Lを着用している記事も書いてます。

前を閉めて着用するとこんな雰囲気になります。
自分はジップを閉めず、トップボタン4つ閉めて着るスタイルが好きです。
アメリカ軍のモッズコートよりモダンなスタイルができると思いますね。
うん。すごくいい。
最後に

こんな素晴らしい名作ミリタリーアイテムが未だ2万円台で手に入るのが信じられません。
正直今が買い時だと自分は思いますね。古着業界ではあるあるの欲しくなった時に値段が跳ね上がっている事が珍しくありません。
こんな価格で買えるのは今のうちかもしれませんよ。
本当にオススメなヴィンテージミリタリーアイテムの1つです。