映画『シャイニング』ジャック・ニコルソンから学ぶ大人のアメカジ古着スタイル

ホラー映画の金字塔として知られるスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』。

恐怖映画として語られることが多いですが、実は映画全体に漂うビジュアル美学や、ジャック・ニコルソンが演じるジャック・トランスのファッションからは、大人のアメカジ古着スタイルを学ぶことができます。

映画『シャイニング』のあらすじ

舞台はコロラドの山奥にある巨大ホテル「オーバールック・ホテル」。

冬の閉鎖期間、作家志望のジャック・トランスは家族とともに管理人として滞在します。

しかし、孤立とホテルに潜む“何か”により、精神が蝕まれていきます。

不気味な双子の少女、血の海が押し寄せるエレベーター、果てしなく続く廊下…。

そのすべてが観客をじわじわと恐怖へ導きます。

ジャック・ニコルソンとは?

ジャック・ニコルソンはアメリカを代表する名優で、狂気と人間臭さを同時に表現できる稀有な存在。

『カッコーの巣の上で』や『バットマン』など数々の名作で存在感を放ってきました。

その中でも『シャイニング』(1980年)での演技は伝説級。赤いジャケットとチェックシャツを纏い、徐々に正気を失っていく姿は、ファッションを含め強烈な印象を残しました。

ジャック・ニコルソンのアメカジスタイル

ジャックが劇中で着ているのは、バーガンディのジャケットにチェックのネルシャツ。

そしてデニム。まさにアメカジの王道アイテム。

ジャケットは落ち着いたバーガンディカラーは大人の渋さを演出。

古着だと色落ちや経年変化をしていて楽しめますが、探しても中々、良い物が見つからないんですよね。

チェックシャツは、ネル素材の温かみがあり、カジュアルでありながらヴィンテージ感も漂う一枚。

やはり、ネルシャツと言ったらMADE IN USAでなくては。

デニムパンツはアメカジの定番。やっぱりアメリカ人がシンプルにサラッと穿いてるのがカッコいい。

この組み合わせは、今の時代でも十分マッチ。

ユーズド特有の風合いが大人の古着スタイルを演出してくれます。

ジャックの着用ブランド考察

『シャイニング』を見てファッションに注目すると、多くの人が気になるのが「ジャック・ニコルソンが着ていた服は一体どこのブランドなのか?」という点です。

映画の公式資料ではブランド名は明かされていませんが、古着研究者やファンの考察をもとにすると、当時のアメリカンカジュアルを象徴するブランドに行きつきます。

まず目を引くのが、バーガンディカラーのジャケット。

この色味と質感は、70年代にアメリカの量販店で販売されていたシアーズ(Sears)のワークジャケットや、Lee・Wranglerといった王道ブランドに近いといわれています。

特にシンプルな作りとやや野暮ったいシルエットは、「普通の父親が着るリアルさ」を演出するために選ばれた可能性が高いでしょう。

次に、インナーで着用しているネルシャツ。

赤と黒のチェック柄は、ヴィンテージ好きなら真っ先に思い浮かぶのがペンドルトン(Pendleton)やウールリッチ(Woolrich)といった老舗ブランドです。

ただし画面にタグが映ることはなく、無名ブランドの可能性も十分に考えられます。

むしろ、ありふれたネルシャツをチョイスすることで、ジャックのキャラクターにリアリティを与えています。

そしてデニムパンツ。

こちらはシルエットや色落ち具合から、LevisやLeeの可能性。

当時のアメリカ人にとってデニムといえばリーバイスかリーがスタンダードであり、特に70年代の501はヴィンテージ市場でも人気の高いモデル。

ジャックの足元を見れば、アメカジの普遍性がそこに表れています。

ジャック・トランスの衣装は「ブランドで魅せるファッション」ではなく、誰もが手に取れるリアルクローズの積み重ね。

それを着こなすことで、観客に「この男はどこにでもいる普通の父親」という印象を与え、後の狂気とのギャップを際立たせていると思います。

ホテルの空間美学とファッション的視点

『シャイニング』が特別なのは、ファッションだけでなくホテルの空間デザインそのものが美学的に優れている点です。

トイレの色彩

緑や赤の大胆な配色は、ポップさと不気味さの狭間を行き来する独特のセンス。

インテリアとしても配色バランスの参考になります。

廊下の長い絨毯

赤とオレンジの幾何学模様。

これは今でもデザイン愛好家やファッション業界人にインスピレーションを与えるパターンです。靴やTシャツの柄に落とし込んでも十分通用するデザイン性。

客室や廊下の壁紙

花柄や幾何学模様の壁紙は、70年代アメリカの雰囲気を色濃く反映しており、ヴィンテージインテリア好きにはたまらないポイント。

『シャイニング』の魅力

古着が欲しくなる

映画でジャックが着ていたジャケットやシャツのような古着が欲しくなる。

あのバーガンディのジャケットは、ずっと探しているけど、自分サイズの物やグッとくる物に出会えていない。

配色と柄の世界観

オーバールックホテルのトイレや廊下の絨毯は、色と柄だけで空気感を支配する。

ファッションも同じで、色合わせ一つで雰囲気は大きく変わります。

アメカジは普遍的にかっこいい

40年以上経った今も、ジャックのコーデはそのまま街で着ても映える。

流行に左右されないアメリカ古着の強さを象徴していると思います。

まとめ

映画『シャイニング』はホラー映画であると同時に、大人の古着アメカジスタイルを学べる作品。

ジャック・ニコルソンの狂気じみた演技と、オーバールックホテルの独特なインテリアデザインを重ねて見ることで、ファッションやライフスタイルのインスピレーションが得られます。

もしあなたが古着好きなら、一度ジャックの赤いジャケットとチェックシャツを意識してみてください。

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