1995年公開の感動作『マイ・フレンド・フォーエバー』(原題:The Cure)。
日本でも多くの人の心を震わせたこの映画は、ただの友情映画にとどまらず、アメカジ・ヴィンテージの魅力を凝縮した“スタイルの教科書”とも言える一本です。
主人公エリックを演じたブラッド・レンフロの存在感は圧倒的で、センターパートの髪型やTシャツ、チェックシャツ、デニムといったアメカジの定番アイテムを見事に着こなし、スクリーンに映し出されるすべてのシーンがまるで古着カタログのよう。
この記事では、映画の内容を振り返りながら、アメカジファッションの観点からその魅力を掘り下げていきます。
映画『マイ・フレンド・フォーエバー』とは?
物語はアメリカ南部の小さな町が舞台。
母親の勧めで友達を作ろうとした少年エリック(ブラッド・レンフロ)は、隣家に住むHIVに感染した少年デクスター(ジョセフ・マッゼロ)と出会います。
最初はぎこちなかった二人が、やがて心を通わせ、病気の「治療法(Cure)」を探す冒険に出る。
友情の純粋さや生命の儚さを描いたストーリーは『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせ、90年代青春映画の名作として語り継がれています。
涙なしでは、絶対に観られない感動作品です。
映画で光るアメカジ・ヴィンテージの魅力
とにかく、エリックの服装がカッコ良すぎる。
1. ボーダーTシャツ
劇中で印象的なのが、エリックが着るオーバーサイズのボーダーTシャツ。
90年代らしいゆったりしたシルエットに、自然に色落ちしたデニムとの相性は抜群。
現代でもアメリカのボーダーTは古着屋で人気のアイテムで、当時の空気感をそのまま楽しめます。
皆んな大好きボーダーT。
2. オンブレチェックシャツ
夏の夕暮れにデクスターと並んで腰掛けるシーンでのオンブレチェックシャツ。
柔らかいレーヨン生地感と色褪せたトーンは、まさにヴィンテージの風合いそのもの。
着込むほどに味が出るアメカジの魅力を体現しています。
オンブレチェックシャツのカッコ良さが際立っています。
ヴィンテージのレーヨンオンブレは値段上がり過ぎてますよね。
3. デニムとコンバース
川での冒険や自転車で駆け抜けるシーンには、ブルーデニムとコンバースのハイカットが欠かせません。
アメカジの王道アイテムを、映画の中の少年たちが無意識にスタイルとして成立させているのがポイント。
特にコンバースは90年代のカジュアルを象徴する一足です。
ソックスが見えたハイカットの履き方は、マジでカッコいい。
4. ヘアスタイルと雰囲気
忘れてはいけないのがブラッド・レンフロのセンターパート。
当時のティーンエイジャーに強烈な影響を与えたであろう髪型。
無造作に揺れる前髪は映画の持つ儚さとリンクしています。
今なお、この髪型に憧れている日本人はたくさんいるはず、まさにドラゴンボールのトランクスヘア。
ファッションだけでなく、ヘアスタイルなど、彼の存在そのものがスタイルアイコンだったと言えるでしょう。
アメリカ人のブロンドの質感にセンターパートはマジで憧れる。
ブラッド・レンフロという存在
ブラッド・レンフロは1970年代生まれの俳優で、わずか10代にして『マイ・フレンド・フォーエバー』や『ザ・クライアント』で鮮烈な印象を残しました。
短い生涯の中で映画史に刻んだ彼の姿は、今なおファッションアイコンとしても語られています。
彼が着ていたTシャツやシャツ、デニムは、単なる衣装ではなく、リアルなアメリカの少年の日常着。
そこにリアリティがあったからこそ、カッコいい。今観ても憧れるスタイルです。
まとめ
『マイ・フレンド・フォーエバー』は、友情と喪失を描いた感動の名作であると同時に、90年代アメカジ・ヴィンテージの魅力を凝縮した一本。
ボーダーTシャツ、オンブレチェックシャツ、ブルーデニム、コンバース、そしてブラッド・レンフロのセンターパート。
どれをとっても時代を超えて愛されるスタイルです。
スタンド・バイ・ミーが80年代のアメカジを象徴するなら、マイ・フレンド・フォーエバーは90年代のアメカジを象徴する映画。
ヴィンテージ古着好きなら一度は観ておきたい、ファッション的にも心に響く作品です。